フルメタル・パニック!The Second Raid

フルメタル・パニック!The Second Raid第08話「ジャングル・グルーブ」感想
全ては、敵組織に、、アマルガムに勝つ為の措置。それはあまりにも非感情的で、効率的な措置。
上辺だけ聞けば、正しい判断。内情は、ひどいものだ。。。。。
テスタロッサ大佐の黒い部分が見えてしまった。恐らく、今回の措置は彼女の嫉妬心も手伝ってしまったのだろう。だから、護衛任務の解除を許した。
宗介は千鳥を守りたい、テッサは宗介に自分の気持ちを分かって欲しい、サガラ軍曹はアーバレストを使えねばならない、テスタロッサ大佐はアーバレストを使えるようにせねばならない。
感情と、地位としての思惑が全く逆方向だ。とても悲しい話ではあるが、とても賢明な話でもある。だが、しかし、それは油断でもあった、千鳥かなめを敵組織に奪われることになる油断。

クルーソー中尉とSRTが接触。確かにやり方は好かん、不器用すぎる。マッカラン大尉を侮辱するのも許せない、しかし、彼自身も許せないだろう。
これも上の話と同様、酷で不器用で冷血な話。全ては勝つ為。
どうやら、クルーソーは「気」というか、「頸」の使い手らしい。発頸を極めているとでも言おうか、自身の体ならともかくASで発頸が可能とは思わなんだ。
「技術(スキル)」と「芸術(アート)」の違い、差。技と芸の違い。なかなか難しいところではある。格闘術と格闘技は違う。

「負け犬」か、、、、、、自分がクルーソーの言う「ソレ」かもしれないと一瞬思ってしまった。弱き者は負け犬と成り得る、恐ろしい話だ。

正直、悲しすぎて見ていられないって面もあるんだけど。話を聞いていて納得できる面も多々あるから、悪い気分にはならない。ただ、漠然と少しスッキリしないだけ
確かに、テッサもクルーソーも正しい判断で正しい行動をしている。しているんだけど、、、、、、気分がよくはないな、お互いに。
フルメタのこういう現実感は好きだな、、、他のみたいに甘くない。