過去話

ある日 僕は とある「オモチャ」に興味を持った子に 出会った
その子が その「オモチャ」に興味を持っているようだったので 僕は
僕は その子にその「オモチャ」のことを教えてあげた どうやれば遊べるのか それは楽しいのか 自分はどうしたらいいのか
ひとつ ひとつ 細かく教えてあげた

そして いつの日か 僕とその子はその同じ「オモチャ」で遊んでいた そして
その子は ぼくに いつも一緒に遊ぼうよ と言ってきた
僕は 一人でも遊びたかった 僕は 彼女とは差があることが分かっていた
だから 追いついたら一緒に遊ぼう と 嘘をついた

それでも 彼女とは たまに遊んであげていた
彼女は 男を騙るのが好きだった 僕は 彼女が彼女なのか たまに不思議に思った
でも 彼女は彼女だと 信じることにした

そして ある日 彼女が僕にその「想い」を告げてきた
僕は 迷った そして
受け入れた
でも 怖くなって 次の日には 逃げ出した

僕は 彼女を 突き放した そして 彼女は
僕の前からいなくなった

今 あの子は どこで 何を しているんだろう
元気でいるだろうか 楽しく過ごしているだろうか いい人と巡り合えただろうか

でも ぼくに それを心配する権利は ない
だって ぼくが彼女を 突き放したのだから

(終)
昔の体験談を濁して伝えるとこんな感じです。それ以来、なんだかいろいろと信じられなくなって。清潔な人と触れ合いたいと思うようになりましたね
あの時はほんと恥ずかしくて怖かったです。いまだにあの選択が正しかったかどうかは分からないのですが、お互い幸せならばそれでいいはずです。だからこっちはこっちで楽しく暮らそうと思います。アノ子も楽しく暮らしてることを信じて