タメニ

僕は弱くなった
いつからだろうか 僕がこんなに弱くなってしまったのは
いや そんなこと 聞く前から分かってる あの子を好きになってからだ

あの子を好きになってから 僕はどうしようもなく弱く 怠惰で 愚かな男になった

このままでは 破滅してしまう

では どうすればいいか
あの子にこの思いをぶつけたらいいのだろうか いや それではあの子に迷惑だ
僕などのことをあの子が認めるはずがない

では どうするか
そんなの決まってる
強くなればいい 自分が生きるためではなく
あの子を好きになる資格があると そう確信するために

あの子のために 強くなろう
あの子のために 良くなろう
あの子のために 輝いていよう


全てはあの子のため それが自分のためになる

あの子が嬉しいことならば ぼくだって嬉しいさ
それが     どんなことでもね