暗く湿っぽい話なので。あまり見るに堪えるものではありません。
でも、このときこの思いを書き留めておかないといけない気がしてならないので、書かせていただきます。
ボクは弱い奴だ。だからボクはここにもmixiにも「彼」の話を一切書いていない。それらしいことは書いたが「彼が」「どうなったか」について僕は一切触れていない。
家族に聞かれても答えづらくて、ただうなずくだけだった、、、、、、、
ボクはきっと、逃げてる。この悲しすぎる突然すぎる話から逃げてる。今だって実感がないんだ。「彼」がいないっていう実感が。
どっか嘘なんじゃないかと、なにかの間違いなんじゃないかと、ドッキリなんじゃないかと、今だってそう思ってる。
だから、ボクは彼に別れを告げには行けない。行きたくないんだ。別れを告げてしまえば本当に絶対に会えなくなってしまったという現実を突きつけられる気がしてしまう。
きっと彼はどこかでひっそり生きていて、いつかまた彼の授業を受けられる。どっかでそう思ってる。
きっとボクは逃げてるんだ。彼がいなくなったことから、つまりは、、、、、、、「彼の死」から。
そう、彼はもぅ死んでいる。この世にいないんだ、あの世の人になったんだ。それが現実なんだ
高校一年の時に、ボク達の担任だった彼はもうこの世にはいないんだ。
ボクは彼に何をしてあげられただろうか。授業では居眠りをしてしまうことが増えていた。成績も芳しくない時期がある。でも、彼の授業は好きだったし、あの科目も好きだったし、彼の気性も好きだった。
僕達は彼の思いを完全に理解してるわけじゃない。でも彼が望んでいることの中の一つだけくらいは分かる。それは僕達の成功。悲願の成就だ
それこそが、彼への最高の弔いになると僕は思う。そういうことにしてしまいたい
今となっては彼の望みは誰にも分からない。彼の遺族とて、彼の気持ちを全て理解できるわけじゃないし、突然の死故に遺言もない。
だから、僕達は彼のことを思って、彼の教えを胸に。これからも精一杯行き続ける。彼の分まで生き続ける。
人生で初めての身近な人の死。それはあまりにも非現実的で、あまりにも残酷で、あまりにも無頓着になってしまう出来事だった。
今はこうして逃げることをあなたは許してくれるだろうか、わたしがわかれを告げないことをあなたはどう思うのだろうか・・・・・聞きたくても、もう何も聞けない。
もっともっと話を聞きたかった、もっともっといろんなことを教えてもらいたかった。
でも、これからは自分達で頑張らないといけない。いつまでも暗い顔をしているわけにはいかない。頑張らなくちゃいけないんだ、今こそ頑張らなくっちゃ