履修不足についての見解

色々と勘違いしているようにみえる人達が多いようなので、ウチの実情というか、趣旨的なものをご紹介。

ウチは、日本史・世界史・地理の三科目から一つ選択。というスタイルだった為に、今回の騒動でも問題が発覚。
なぜ三科目のうちの一科目か、というと、受験で「地歴」という科目のうち試験をうけるのは一教科のみであるから。つまり、一校の一テストを受ける場合に必要になる科目が一つだけである。
という現実があり、その難易度が、明らかに二科目を同時に履修していてはしっかり解答することができないレベルである、という問題がある。

この難易度に対応する為に、我が校は世界史・日本史・地理の一科目のみを教える形をとり、一科目を集中的に教えることによってなんとかその難易度でも合格点に達することができるように、とした。

まとめると、試験がゲキムズなんで余計な科目なんてやってらんない。まず同じ教科を二科目もやる意味がない。ってか世界史必須の根拠は何さ? という話になり、一科目のみを、、、、、ということになった。ってわけ

ただでさえゆとり教育で週5になって勉強時間が足りない。それなのに指導要領では、かなりの量の授業をこなさねばならず。かつ試験に不要な教科をやることにより、更に時間が減り、試験のレベルに対応しきれない。という事態が発生する。
これはイカン。ということで学校側は一科目集中とし、暗黙の了解的にやってきた。

これのどこに「ゆとり」があるのかと、ゆとりのゆの字も見えません。

そもそも、なんでセンターで受けない科目をやらにゃいかんような制度になってるのかな? 世界史必修なんだったら、センターでも世界史だけ受けるようにすればいいじゃないか。世界史+もう一個だ、と言うのならば、世界史100点+もう一個50点くらいの割合の配点にしてやればいいじゃないか。
試験の制度も見直すべきだったんだよ、多分。そうしときゃどっちも勉強してただろうにさ

蛇足:弁解的蛇足として。学校側は、試験でやる科目だけ教えればいいと思ってやってるわけではなく、科目を絞らなければ合格点をとることは不可能だ。と考えたのでそうしている。

追追記:追記ばっかで申し訳ない。
なんでこんな時期に。なんて不満をたれてる人は、他のちゃんとやってる学校の人間に失礼。
的なことを書く人が多数いらっしゃる。まぁごもっともと言えばごもっともだ。

でもなぁ、本当に追及すべきはそこなの?って言いたくなる。無論、まじめにやってた人の横でズルまがいのことをしてたわけだから、ダーメよ。って言われるのは当然なんだが、、、、、そこを問い詰めるに留まってしまっては、根本的解決にはならないと思われる。
ましてや、ウチはマジメにやっておりますよ。と、やってないのに平然と隠してのける学校がないとも限らない。ここの調査もしっかりとやっていかないといけないでしょう。