握り締めた剣

泣いてもいい 膝をついてもいい 寝そべっても 転がっても なんだっていい
だが

その 己が手に握りしめたる剣は その剣だけは 決して手離してはいけない
腕が疲れようとも 手に肉刺ができようとも 血がただれてこようとも 決して 離してはいけない

その剣を握ろうとしたのは君だ 握ったのは君だ ならば
ならば最後まで 握り続けるのだ 剣を握った自分を裏切らないよう