HELLSING

Vが出てるの知らなかった。アホだね
Vの感想です。
今回は気合の入り方というか物語の威力が凄まじかった、今までの戦闘が前座としか思えないほどの迫力があって、これを映画にして見てみたいとすら思ったね。ただ尺が絶対に足りないけど

役者の気合の入り方も確実に違っていたように感じる。特に若本さんは分かりやすく違っていた、あれは本気としか言い様がない。怒涛のセリフをまくしたてるアンデルセン神父、実に素晴らしい。

そしてこの巻で一番特筆すべきはやはりペンウッド卿でしょうね、最高に愛すべき名脇役といえましょう。笑顔と涙がとめどなくあふれてくるような、それほどいいキャラ
「し、尻ぃ!?」でゲラゲラ笑えてたのが懐かしいです。
家柄だけで能力はなく、何をしようという意欲もなく、ただ与えられるものを与えられるままに享受し、与えられた役目をそのままに務めてきた男。しかして彼は最後まで人として男として生き抜いた。今大戦の英雄は彼をおいて他に誰がいようか

ここから細かい部分をあげて感想を言うと、冒頭のアーカードの夢でジャッカルの精が出てきて、中の人ネタ及びジャッカルネタさらにウィリスネタを披露したとき「武器は自分で調達しなさい」ってサラッと言ってたね、ここでか!と思ったわ。

で、もみじおろし姉さんも代行殿にすごい厳命されてるんだよね。セラスの活躍は見ものでしょうねぇ

そして空襲の後に舞台が効果して攻撃を開始してたシーンだけど、まさかの子供を食らうシーンには度肝を抜かれた思い。ゾンビゲーでも子供はゾンビとして出さないところをここまでやるかとさすがに怖くなったね、国家間のタブーとか宗教的タブーとかはガンガンぶち壊していったHELLSINGだけど、ここまでやるとは制作陣本気だな。

あと眼鏡率の話もしとくと、ミレニアムの部隊員には当然メガネのやつなんて少なくて、イギリス市民もメガネは全然いないから俺は何のアニメを見てるのかと一瞬分からなくなったよ。
しかし、イスカリオテによって眼鏡率が修正されたのでホッとしました。あんな戦力持ってたんだな

最後にもう一度言うけど、今回のはクオリティのケタが違う。なんてったって戦争のはじまりですからね、正しい盛り上がりですよ。パーフェクトだ、ウォルター

まぁウォルターも○×△□なことになっちゃいますが・・・それはまぁいいとしよう。

HELLSING見れてよかったわ、本当に。生きてて良かったわ

追記:そういえば降下猟兵なシーンでオーケンさんの歌う歌が流れてて、震えましたね。なんという組み合わせの妙
特撮のアジテーターの中の一曲「悪魔巣取金愚」らしいです。これ自体も休みの国のリメイクだそうで、ゴチャゴチャしててむつかしい経歴の歌ですね。
元々原作者がコレ好きなんだとか、それでかー