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最終話終えての感想
いやー、なかなか手に汗にぎる面白いアニメでした。金は人間の欲望を描きやすくて、楽しいよねー。でもまぁ、後半は欲望云々ではなく、未来と現在がどうのこうのって話に変わってましたけど。

友人は、ちょっと最後のほうわかんなかったって言ってたけど、ちょっと分からないぐらいがアニメはちょうどいいよね。何回かずっと見ていくうちに、自分なりの落としどころが見つかれば、それでいいんだと思う。
1回見たっきりで満足しちゃえる作品より、物足りなくて何回か遡って見てやっと理解するくらいでちょうどいいと思います。

現在を永続させるために未来を犠牲にし続けたミクニと、未来を守るために現在がずっと続くことを止めたキミマロ。なのかな?
未来を取り戻すことで、何が起こるのかに関しては私も理解が追いついてないけどね。

願わくば、もう少しエピローグが長めにとられてたら良かったけど、エピローグ求めすぎるのも悪い癖かな、あとはみんなで想像したらいいんだよね。
キミマロが輪転機逆回転させて、色んな未来を買い戻したってことは、金融街にあった全ての未来は、元の持ち主の下に戻ったってことだから、多分だけどアントレ達の未来も戻って、IMFネーチャンも無事に生きてるんじゃないかなーって思うけど、どうなのかなぁ。
気が狂ったみたいになってたけど、この結末を見て笑ったともとれるし(自分がミクニに勝つはずが、キミマロがとんでもないことをしたって事に対して笑った、とかね)

あとは、情報屋が未来の買戻しでワリくったみたいになってたけど、あれもいまいちどういうことだか分からんねw
金融街によって得たものが、未来買戻しによって全て元に戻っちゃって、今持ってる地位とか色々を失ったってことなのかな? 金融街で得た信用はミダスマネーとして持ってたわけで、それが多いってことが金融街に寄りかかってたってセリフになったのかなー、と。

細かいとこ考えていくと、確かにわけが分からないけどねw なんで、円の暴落がミクニの力を落とすことになるのかー、とかもね。金融街の力を削ぐことで、輪転機を回したことで手に入れた莫大なミダスマネーを無力にしちゃおうって感じだったのかなー?

構図は分かるけど、理屈まではちょっと理解が追いつかなかったなぁ。そのへんはまぁ、制作陣から出る設定集なりインタビューなり、DVDBDでの補足とかがあってくれるのではないかと考えますけど、どうなるやら。

なんにせよ、大きく世界が、もう1つの金の世界によって動いていくっていう図式が面白かったですね。後半世界規模の話になって、現実世界での金融の動きの描写が凄みを出してて、見ててすごい汗かいたしw
楽しい作品でした、お疲れ様でしたっ。