僕は友達が少ない

第01話感想
サブタイにカオモジ入ってるとかビビるわぁ。
リア充は死ねとか、だめだこいつとか、ラノベらしく現代ネット文化用語がふんだんに使われているので、いわゆる我々向けってやつですね。

友達が出来ない人間の発想が完全に俺らだった、あそこは多分作者の実体験込みなんだと思うけど、ほんとそういう考えだよね。
友達が出来ないけど、別に積極的に友達が欲しいとは思ってなくて、でも友達が少ないことで変な目で見られるのは嫌だ。っていう思考、実に友達が少ないやつらしい思考である。つまり我々である。

しかし、そこから既存の部がだめなら新しい部を作ればいいとかいう発想にいきつき、且つそれを即実行できる行動力がある夜空さんはすごいヤツだと思う。
友達ができないやつは行動を思いついたところで実行にうつせないからね、大抵。勇気も実行力もないもの。

名前で呼べとはいうものの、アダ名は友達同士のものだからダメだって誇示するのがなんか乙女チックというか、もうあそこまでいったら友達だろって思うのに認めないというか、多分「友達ってもっとこういうもの」っていう理想があるから、夜空さんはコダカにアダ名で呼ばせることを認めないんだろうな。

あと、巨乳金髪と貧乳黒髪の言い争いだけど、気兼ねなく言いたいこと言えるのが実に友達なので、もう2人は友達になってしまっているんだよね。それがなんか皮肉というか、滑稽というか、面白いよねw
そこでいうと、コダカと夜空ももうほぼ友達なんだけど、これはなんか男女間に友情は成立するのか云々の話になりそうなので、そこはそこで注視したい。

でもって、アニメとして面白いのが、こうして友達が出来ないできないって言ってるやつらの周囲の人間の描写をしっかり入れ込んでること、いわゆる普通の友達付き合いをしてる人達が描写されることで、友達少ない連中の異質さが実に際立つ。

質感的に、電波女の制作人なのかなぁ、OP見て唇のぬめり感が実にそれらしかったので、グッときてしまった。こういう質感の出し方すごく好きです。
キャラデザがそうなのか、制作がそうなのか、後で調べよう。