モーレツ宇宙海賊

第02話感想
やっぱ2クールモノは話のテンポがいいとしっくりくるね、急ぎ足にならないから展開に無理が出ないし、主要キャラの魅力をしっかり出しながら物語を展開できる余裕がある。

今回はマリカに船長としての適性があるかどうかを見せる回ってところかな、親から海賊のなんたるかを教えてもらい、元からの気性と合わせて初めて現れた自分達の敵と対峙した時、その決断力を魅せるっ。
実に気持ちのいい展開でしたね。

ナメられたらまたやられるって発想もけっこう海賊じみてる気がするし、ただの少女じゃないなってのをまざまざと見せ付けてる気がする。それに対して、誘拐すら見抜けそうになかった子としてマリカを侮ってた千明も、今回の電子戦に協力しようとする辺り少しは認め始めてるって感じなのかなー。
敵か味方かも分からないけど、千明が悪い子じゃないってのはよく分かるよね。

ヨット部の部員は、ケイン・マクドゥガルがいうになかなかのものらしく、そして保有する練習艦がオリジナル7と呼ばれる最初の海賊船のようで、このヨット部そのものもちょーっとキナくさいですねぇ。怪しげー

これが1クールモノなら、とっとと弁天丸に乗らなくちゃいけない状況にされて、生きるためには決断しないとっ!って感じで、居直り混じりで海賊始めちゃう展開にもなりそうだけど、そうじゃなくて徐々に宇宙に出て行って、宇宙に生きるものの心得から学んでいき、宇宙を感じていくって過程があるのが素晴らしく良いと思う。
そういう土台があると、後半の展開がやはり栄えると思うしね。実に今後が楽しみな作品です。
宇宙モノってのはこうじゃないとぉ