惚れてしまうなと告げて、それを素直に聞いてくれたら、どれだけ御しやすく快適になるのだろうか、ワタシの心は。
引き込まれてはならないのだ、そこにはきっといつか見たあの光景が広がっているに違いない。あの絶望の暗闇の荒野がそこにあるのは、始めから分かっていること。
なのに、何故だろう。何故、そこが虹色の花畑に見えてしまうのだろう。慣れねばならぬのか、その性質に、慣れねばならぬのか、、、、、、、それは自分をなくせと言われたも同義。
ワタシでなくならぬようにし、且つ、アレに慣れるなどということは可能なのだろうか。
確かに、確かに最近は慣れてきているような兆候も見られるが。それでもまだ、心臓の鼓動は遅くなってはくれぬ。
はて、、、、どうしたものやら。
近づかずに済むなら幸せだというのに