ヒロイック・エイジ

第18話「勝利の日」感想
母性=最重要拠点。と思っていた鉄の種族。だが、他の種族にとって母性とはただ最も古き星という意味しかなく、大事な星は最も新しい星であった。

相手を知らない。ただそれだけで、ここまで悲しい結果が起こる。それはとてもとても危ういことだ。敵を知り尽くせば勝てない戦いはなく、また無用な戦いもなくなる。
それを鉄の種族は、いやあのバカ兄弟は分かっていない。

ただ、「やられたからやり返す」それしか知らない。ただの子供のように、、、、、

唯一の救いは、彼ら青銅の種族の幼子を殺しつくす前に攻撃を止められたこと、かな?
とは言ってもほとんどの個体を撃滅してしまった。その罪は、その虐殺の過去は、決して消えない
言葉が通じないから理解できなかった。ただそれだけだろうか、鉄の種族が「理解しようとさえしなかった」からではないのか。
敵を知る必要はない。と、敵であると分かればあとは倒すだけだ。と、そう言うのだ

エイジは言う「ディアネイラが終わらせる。終わらせようとしてくれる。それが始まりだ」と。その言葉が聴けただけで、大分救われる。戦いに終わりがあると知ることができるだけでも、戦う意味が見えてくるというもの。

いや、後半の、、、、というかユティの口から、タウロンがどんな星かが語られた瞬間から、めちゃくちゃ虚しく悲しい気持ちになった。敵を知らぬというのは、なんと愚かなんだろうと思った。
それで「連合艦隊の誉れ」だ、なんてバカを言うやつがまだいるというのだから、ますます腹が立つではないか。なんたる無知、なんたる愚か