ベン・トー

第02話感想
半額弁当を求める者たちを狼と呼び、狼は誇りと礼をもって弁当を奪い合うのだっ!という、半額弁当争いに対する本気度合いを示した回、かな。

一話だけ見てると馬鹿馬鹿しいんだけど、2話でちょっと「あっ、こいつらガチなんだ。」って気にさせてくれる気がするね。

でいて、弁当争いにおいて細かく気になる点、半額弁当をとれなかった人間は何を食うのかとか、弁当だけもってってシール貼ってよっていうおばさんがいるとか、そういうとこもしっかり描いてたね。
しかし、ラグビー部が試合が近いから弁当争いで練習とか意味がわからんけどなwww

でいて、半額弁当を勝ち取ることをいかに誇るか、とか シール貼る店員が神として敬われるとか、月桂冠っていうトップ賞の存在とか。そこにのっかってる感情だけ見ると、かなりアツイ話になってましたよね。

でもって、これは能力バトルではないので主人公も特殊能力をもってるわけじゃないんだけど、ウィザードの合気道的な相手の攻撃を受け流して利用するっていう戦い方を、その場で応用して実践投入させるっていう知恵は素晴らしいなと思ったね。
チャンスを逃さぬ凡人もまた主人公として輝けるわけだ。

なんだろうなぁ、学生時代の馬鹿馬鹿しいことに本気で取り組んでいく空気感を表現してるって気がするなぁ。なんでそんなことに執着して躍起になるんだろうっていうのが、青春時代にはあると思うんだけど、この物語の上ではそれが半額弁当を巡る殴り合いバトルなわけで
そう捉えていくと、面白くなってくかなーと思う。意外とスルメアニメなのかね、これは。