2016年春季アニメ振り返り

見てたのはたくさんあるけど、その中でも目立ったものの感想をいくつか

キテレツなアニメかなと思ってたけど、終わってみたらまっすぐに少年少女の青春を描いてて凄く面白かったです。
後半さしかかった辺りで恋愛の勝ち負け出てきちゃったしそこ(恋愛)に帰結すんのかなーって思ってたら、意外と友情というか人との"キズナ"をまっとうに持ちだして終わらせててタイトルに偽りない展開で終わったなと思いました。

分割2クールモノってことを2クール目始まるまで知らなくて、始まってからもこれで2クールやるの!?っていう意外な作品でした。正直1クール目で終わってても2クールやって終わってもそんなに変化がないかなぁという印象があります。
同時期に始まった落第騎士とよくよく比較されたこの作品ですが、それぞれ違ってて良かったと思います。
テンプレラノベモノとして揶揄されがちなんですが、別に見るべき点はそこではないので問題無いと思ってます。この作品に関して言えば、思ったほど恋愛要素がない点が特徴的だったかなと、構図としてはいかにもハーレムか?って感じなんですが、主人公のアヤトが不能者かスケコマシかっていう八方美人外交な感じで誰ともそこまで特別な雰囲気にならずに終わったなぁと、そこが驚きでした。
比重的には恋愛より能力バトルモノとして見るべき作品なんでしょうね。

私の大好きなタイプの作品でした。中でも物語の始めから好感度の高いエミリアが可愛くて大久保瑠美さんの演じ様も相まってけっこー好きになりましたね。最後には主人公のハヤトもエミリアに迫ろうとしてたので、こいつもちゃんと男だなと認識できてかなり好感触でした。
ハーレムラッキースケベ作品って結局主人公が誰にも実は好意を示さずに終わりガチなので、そこがいつも不満だったのですが、この作品はそうではなくちゃんと最終的にヒロインに好意を示す描写があったので大満足でした。

トリガー作品らしいぶっ飛び感で終始突き抜けていった印象が強いです。物語規模が倍々ででかくなっていく感じが当にトリガーだなあと感心しました。ラストのルル子の進化なんかまさにその象徴って感じでしたし。

敷居は高いんだけど奥深くて面白い。っていう作品でした。人に勧めるのも躊躇しちゃうんだけど、分かる人の間では文句なく面白くて、ただ最初にどっかしらで引っかかるポイントがないと最後までついていけないので相当厳しい作品だなあという感じでしたね。
番組のラジオも上坂すみれ中村繪里子っていう組み合わせの良さが出ててすごく面白かったですね。
ニコ生で見るとちょうど一周遅れでラジオとズレるのであんまり聞かなくなっちゃったのが自分としては残念だなと 素直にGyao!で見ておけばよかったです。

日常アニメがいくつかある中で一番安定して良かったのがこのふらいんぐうぃっちだと思います。
ちゃんと毎回魅力的な世界観で良い雰囲気を楽しめて、毎回ちゃんと展開で面白いポイントがあるし、実に完成度が高かったなと思います。無駄が全然なかったです。
使い魔の猫とかのキャストが意外に豪華だったのも面白ポイントかなと 猫としてはセリフ多かったですしね。

まだ最終話まで見れてないのですが書いておきたいので。
原作最新刊まで追ってる身としてはアニメ化をとても楽しみにしていて、実際放送されたアニメは原作の雰囲気にちゃんと寄り添ったものになっていたので安心して毎回見れました。
細かく言えば省いてるエピソードもあるので多少の寂しさはありますが、でも省いて無理のない出来になっていたのでこれで良いと思いました。

原作1巻目だけ読んだだけなのですが、割りとアニメ化と聞いて嬉しかった作品です。
原作者がネトゲーマーなのもあって原作からしネトゲネタやネットスラングじみたもの満載なのですが、アニメ化して絵がついたことで映像の中にも色々とネタが仕込まれたりしていて大変面白かったです。
雑誌を読むシーンでブロント語まみれになっていたのは印象深いです。
またアニメオリジナル回があって、その回がまた実にアニメらしい回でキャラの掘り下げというかネトゲするだけじゃなくてキャラ同士の掛け合いもあるんだぞってのが見れて大変良かったと思います。原作者脚本らしく物語的にも違和感のないオリジナル回だったのが実に良いなと思います。