天元突破グレンラガン

第17話「あなたは何もわかっていない」感想
七年で人類の文明は急速に発達。ケータイもある、テレビもある、スパコンもある、ロケットも打ち上げた。異常な発達力だが、それだけの力が元々各所にあって、それが結集した結果と考えるべきだろうか

しかし時代が変わっても変われずにいる人は多数おり、大グレン団の幹部連中もその例に漏れず。
戦士であった人間が官僚になろうってんだから、そりゃ無理があるわなぁ。どんな革命モノもそうだけど、革命は革命屋に、政治は政治屋に、餅は餅屋にって言葉があるっさ。

ロシュウは現代の政治理念に近づくほどの理知的な行動を続けている様子。人口を調べようとしたり、総司令官に秘密で色々やってたり、裏番長だなぁ。
子供時代はただのデコだったが、こっちにきたらメインクラスのキャラに上がってやがる。

ロシュウはロージェノムの最後の言葉にひどく警戒しており、同時に真実を知りたいという心でもいる。

ロージェノムが人を地下に押し込めただけでなく、人間狩りをしていたのは100万人の猿っていうのは地上でも地下でも関係ないからなのだね。
だからロシュウは人を地上に集めて人口を知ろうとしてた。

で、地下の人間達は反発して反政府活動を始め、ヴィラルはそいつらに加勢した。ヴィラルが人間の味方をしてるってのは驚き、それだけ丸くなっちまったってことかね。
あと、獣人の生き残りつながりで、あのジジイも獣人だったことが発覚。たしかに最初に獣人側とおぼしき場所にいたしなぁ、、、、、今までの手腕もうなづけるかも

新しい首都の名前がカミナシティになってて、カミナの像が立ってたあたりは泣ける話だなと思ったわ。本人がそれを望むかどうかは怪しいが、、、、、カミナは別に崇められたかったわけではないだろうからね

ギミーとダリーも成長してて、グレンラガンもどきの機体に乗ってた。ありゃ獣人が作ったガンメンではなく、人間が作ったロボットなのだね。銃や剣の武装があるっぽい、ドリルはオリジナルしか使わないのかしらね

黒の兄弟の一番上の人?がダヤッカと結婚してて、それで生まれた子供が100万人目だったというのは、さすがに上手いなと思ったわ。悲劇的な幕開けだがゾクゾクした

さらに、やっと結婚したニアとシモンだったのに結婚決まってから会えぬ内に離れ離れになってしもうた。
どうやらニアは人間は人間でも別惑星の人間だったぽいな。この辺の話はロージェノムに聞かねば分かるまいて

で、ロシュウがロージェノムの体を回収してて、その頭を生体コンピュータにして螺旋力について知ろうとしてたようだ。まるでZETMANみたいな話だなw
でも、この辺にロシュウの防衛本能の高さというか、頭いいなぁと素直に思うほどの知能を感じる。

グレンラガンもどきでは倒せなかった敵機体も、グレンラガンのドリルでは崩壊させられ、散開して爆発してたな。
しかもその後の「反螺旋力(アンチスパイラル)」って言葉を聞くに、シモンたち種族の力「螺旋力」とは逆位置の種族と力らしい。

だから、まがいものの兵器とかではなく、純粋に螺旋の力をぶつけないと勝てないのかもしれないな。ここで旧兵器とバカにされたガンメンがまた出てこれるというわけだ、なかなかに上手い設定である。

ガイナの作りこみに職人魂を感じますね。各員のその後の描き方が上手いわ、すごい、マジすごい。

あと、反螺旋力の勢力はなんとなくデジタルな感じで、螺旋力の勢力はすごくアナログな雰囲気が強いよね。その辺も上手い対比になってるなと感心。

EDがアフロマニアに、HIGH VOLTAGEのほうが好きだったんだけどね。アフロマニアって牙の最初のEDでも歌ってなかったっけ? けっこう市民権得てるのかなぁ?

OPは映像は変わってたけど、曲は変わってないのでこのままいきそう。もちっと熱い曲がどっかに欲しかったな。あと、アイキャッチにちょっと前の熱い展開のシーンで流れてた挿入歌みたいな曲が入ってます。カッコイイ、マジカッコイイ。アメコミっぽさ増してる
ぱっわぱっわー!

普通のアニメより遥にボリュームがあって、作りこみもすごいし、絵の描き方からして作品における意味があるって感じで感嘆。2クール目入ってるのに全然ダレてなくて、むしろ冴えてきてる。こっからが本領!って気配すらする。

ガイナの本当の力をリアルタイムで見れているってのは幸せだなぁと思いますね。